進行した虫歯では「根管治療(こんかんちりょう)」と呼ばれる歯の根っこの治療を行う必要が出てきます。単なる虫歯の切削処置とは異なり、とても長い治療期間を要するのが特徴です。それだけに、途中で治療をやめてしまう方も珍しくありません。ここではそんな根管治療に時間がかかる理由をわかりやすく解説します。
根管治療とは? (根管長測定器 https://www.dentaltools.jp/category-29-b0-%E6%A0%B9%E7%AE%A1%E9%95%B7%E6%B8%AC%E5%AE%9A%E5%99%A8.html)
根管治療とは、歯の神経にまで虫歯菌が侵入した場合に行う歯科処置です。感染を起こした歯髄(歯の神経や血管)を取り除き、根管内をきれいに消毒します。その後、お薬を充填し、被せ物を装着することで治療が完了します。これを行わなければ、虫歯を完治させることは困難といえます。
根管は細くて複雑な構造をしている
根管治療に長い時間を要する理由ですが、それは「根管」という組織が細くて複雑な構造をしていることに関係しています。例えば、虫歯菌が歯冠の部分にとどまっている場合は、病変部をきれいに取り除くことはそれほど難しくありません。う蝕検知液などを用いながら、肉眼で確認しつつ病変部を除去することができるからです。
一方、根管というのはその入り口部分である根管口以外は、肉眼で確認することはできません。そのため、レントゲン画像によって読み取れる情報や経験、技術などを頼りに処置を進めていくこととなります。
根管内の清掃と消毒を繰り返していく (根管拡大形成キット https://www.dentaltools.jp/category-28-b0-%E6%AD%AF%E7%A7%91%E7%94%A8%E6%A0%B9%E7%AE%A1%E6%B2%BB%E7%99%82%E6%A9%9F%E5%99%A8.html)
根管はとても繊細な組織であることから、無理をすると穴を開けてしまったり、傷付けてしまったりするリスクがあります。根管に対してそうしたダメージを与えてしまうと、治癒させること自体難しくなるため、精密な処置が必要とされます。具体的には、根管内の清掃と消毒を感染源がなくなるまで継続します。これがとても地道な処置であり、とても長い時間のかかるものであることから、根管治療も長期間に渡ってしまうのです。
歯を残せるかどうかが決まる重要な治療
上述したような理由から、根管治療が数ヵ月に及ぶケースも珍しくありません。それだけ長期化してしまうと、患者さんも途中で嫌になってしまい、仮封した状態のまま治療を中断してしまうこともあります。けれども、それはとても危険な状態であり、本来であれば保存できた歯を失うことにもつながります。根管治療というのは、歯を残せるかどうかの「最後の砦」ともなる重要な治療なのです。
まとめ
根管治療は、歯の神経が死んでしまうほど重症化した虫歯において、必須といえる歯科処置です。それだけに、比較的長い時間がかかったとしてもしっかり最後まで受けることが重要といえます。
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